コンデンサーは、2つの機能があり、直流の場合は電気を貯める機能があり、交流の場合は周波数により抵抗値の変わる抵抗としての機能がある。
電気の貯められるを量を静電気容量といい、単位はF(ファラド)1Fは膨大な量を貯める量で、電子回路ではあまり使用しない、通常はpF(ピコ(=10⁻12)ファラド),uF(マイクロ(=10⁻6)ファラド)を使用する。
コンデンサーは最大電圧があり、これ以上電圧を加えるとコンデンサーが破損、またコンデンサーは+と-があり、逆に接続すると性能が出ないだけでなく、破裂(パンク)する場合があるので、注意が必要。
コンデンサの回路図記号(書籍資料2)
コンデンサーはいくつか種類があり、特に3通りが多く使われていると。
コンデンサーの種類(書籍資料2)
コンデンサーは主にその容量値を実現するために使用、誘電体の材料により多くの種類があるが、電子工作で使用するコンデンサーの種類は多くない。
※容量、耐電圧、周波数特性、漏れ、電流、内部抵抗等、様々な特徴があり、使分けが必要。
周波数特性とは・・・両端にかける周波数をどの程度高くできるか。
特にコンデンサーを使用する際は、周波数特性が重要
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低周波には電解コンデンサーを使用
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低周波には電解コンデンサーを使用
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高周波にはセラミックコンデンサーを使用
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高周波にはセラミックコンデンサーを使用
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低雑音(オーディオ等)にしたいときフィルムコンデンサを使用
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容量値と定格電圧(書籍資料2)
容量値をあまり細分しても意味がないため、抵抗のJISのE系列の「E3系列」か「E6系列」を採用。
意味がない理由:①容量値の誤差が大きい
②精度があまり高くない
E3系列 1.0 2.2 4.7
E6系列 1.0 1.5 2.2 3.3 4.7 6.8
電解コンデンサー、タンタル電解コンデンサー、電気二重層コンデンサーの場合は
10μF(静電気容量値)と16V(定格電圧)で表現する。
セラミックコンデンサー、フィルムコンデンサーの場合は、例えば203kと表示
203kは、20×10の3乗pF=0.02μF±10%の意味で
20(容量値有効数値2桁)3(10の乗数)k(許容差)になる。
各コンデンサーの基盤への取付注意(書籍資料2)
①セラミックコンデンサーのリード線の根元には塗装しており、ぎりぎりまで押し込まない、押し込むとはんだ付け不良となり、接触不良となる。
②電解コンデンサーなど+-がある場合は、取付の向きに注意
③セラミックコンデンサーや電解コンデンサーのリード線の間隔と穴位置が合わないと、無理なストレスがかかり破損や容量変化をおこす。
④定格電圧を超えないよう電圧を確認する。